WEB広告やマーケティングで活用する
コンバージョンタグやリマーケティングタグなどタグ(トラッキングコード)の
仕組みの基礎を学んでいきましょう。
目次
1.主なタグの種類
2.どうやってそれぞれ計測するのか
3.どこに設置すればよいのか
4.HTMLソースをいじらなくても設置できる便利なツール
1.主なタグの種類
タグに、以下の3種類に分けられます。
①ベースコード
②リマーケティング(リターゲティング)タグ ※RM/RTとも略されます
③コンバージョン(CV)タグ
その3つの概要は以下のとおりです。
①ベースコード
昨今のcookie排除問題を軽減するための役割をするタグ。
②と③のタグ埋めをするときは必要なタグ。
比較的新しく登場したタグです。
②リマーケティング(リターゲティング)タグ
サイトに訪問者したユーザーのデータ(cookie)を貯める役割をするタグです。
昔からある従来のリマケタグです。
呼び方、略称は次のとおりです。
RT→ リターゲティング(主にYahoo!の呼び方)
RM→ リマーケティング(主にGoogleの呼び方)
③コンバージョン(CV)タグ
広告からの成果(申込など)を計測するための役割をするタグです。
成果を計測する際に必要なタグです。
2.どうやってそれぞれ計測するのか
①ベースコード
②リマーケティング(リターゲティング)タグ RM/RT
→媒体の管理画面で発行したタグを、
WEBサイトの全ページに設置して計測をします。
—補足—
たとえば「特定のページに来た人だけリマーケティング」したいというときもありますが、
それは広告の管理画面側でURLを指定できるので、
この①と②のタグは、全ページに埋めてください。
※①と②のタグが兼用になっている媒体も多いです。
③CVタグ
CVページ(Thanksページ)にのみにCVタグを埋めて計測します。
かつてはCVタグのみをCVページに埋めれば計測ができたのですが、
昨今のcookie問題で、ページ遷移でセッションが切れてしまうので
橋渡しするための①ベースコードと、セットでの設置が必須になりました。
—補足—
※①のタグが欠損しているページに訪問したユーザーのCVは追えません。
※CVページにも、①のタグが必要です。
人は同一人物です。
CVまでの経路をたどる際に、このタグの橋渡しの考えが重要になります。
3.どこに設置すればよいのか
基本的にタグは、ソースの上から順番に読み込まれていきます。
ですのでCVを計測したい場合は、
①と②は、
CVタグよりも前にないと基本発火しません。
4.HTMLソースをいじらなくても設置できる便利なツール
それが、タグマネージャー(YTM、GTM)。
タグマネージャーのタグを全ページに1度埋めておけば、
管理画面から①~③のタグをソースを書き換えることなく登録設定が可能です。
YTMとGTMどちらも同じ作業ができるのですが、
媒体との相性もあるので検証しながら導入を進めてください。
たとえば、Yahoo!の媒体タグはGTMだとうまく機能しないとか、
反対もしかりです。
考えれば当然かと思いますが、自分のとこのタグは
自分のツールで発火させたいという意図があるのかも・・と思っています。